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行き場のなかったたくさんの猫たちとの生活や、保護した猫のことなど猫まみれな毎日を綴っています。 みんなが幸せになりますように!!
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「ちい」という名前はあだ名でした。
体が小さくて本名は「こぶり」。

でもなんとなくいつからか「ちい」とみんなで呼んでいました。

平成17年秋に会社の物置の下でぴいぴい鳴いていました。
車に常備していた缶詰を長い板の上に点々と置いて、食べながら進んで最後に捕まえる算段でした。

以前この場でそんな状況で出てきた小さな小さな真っ白い子猫が、出てきたはいいけれど人間にびっくりして慌てて道路を横切り(あわや轢かれる寸前でした)そのまま保護できなかった苦い経験があって、絶対気を付けようと周りを板で囲って行いました。

食べ進んで出てきた子猫。ちいくんは怖がることなく私の腕の中に捕まえられてキャリーに移動。(車の中は走る猫保護カーとなっています(^O^))


以後ずっと我が家で暮らしてきたちいくんのお別れの時がやってきました。
糖尿病にケトアシドーシスを発症し、脳障害を併発。
10分おきのけいれん発作は苦しそうで胸がかきむしられる思いで息子と見守りました。



(元気な頃のちい)

前夜の脈からそろそろ・・・と感じていました。
せめて次男がいるときになんて都合のいいことを考えましたが、泊まりの出張に行く今朝、次男がたくさん話しかけて出勤。覚悟はできていたのかどうか…。

私も今日は監督に指示があったりで、しばらく抱っこして出勤しました。
私が帰ってくるお昼まで待っててなんて言えません。
こちらの都合にちいの旅だつ時間を合わせることこそがエゴそのもの。





昼に帰った時にはかなり膠着が進んでいたので、私が出てすぐに息を引き取ったのかもしれません。


たくさん頑張ったちいくん。今は楽になっているよね?
天井の方にいるの?  こちらを見ている?



(闘病中のちい、入院前)



泣きべその私を見ているのかな?
見送れなくてごめんね。
あんなに一緒にずっといたのに。タイミング悪いよね。

もしかしてわざと?

ちいくんなりに気を利かせてみんなが出勤したタイミングを見計らったの?






にいのうえでこんなに心を許して甘えることも出来なくなってしまったね。

大切な猫友さんの愛猫さんも先日亡くなったばかりです。

ずっと食べられなくて苦しんでいたようなので、猫友さんは少しほっとされたとおっしゃっています。
そして私も今同じ気持ちでいます。

エゴかもしれませんが、あの苦しむ姿を見ることは本当にこちらも辛いのです。






重い気持ちで午後2件お客さんの所を廻り帰社しようとすると、停車している車の反対側に猫が死んでいました。
小さい白いものも。


すぐに車をとめて駆けつけました。

ひどい出血の麦わらの猫さん。おっぱいがはって子猫がいるようです。
そして傍らには小さな真っ白い子猫が息絶え絶え。

そこにいる女性によるとお母さんが先に道路を横切り、後から白い子猫が走り
お母さんが子猫のところに戻って2匹一緒に轢かれてしまいました。


道路から歩道に動かしました。
まだ数分も立っていないのであたたかい身体は柔らかく、一層悲しみがこみ上げます。

小さな子猫は生後1ヶ月程度、一生懸命お母さん猫に守られてひっそりと生きてきたのですね。
蚤だらけの体がさらにこの子がどういう状況で懸命に生きてきたのかを想像させます。
ほかに子猫はいないのか、心配なのでこれから探してきます。


轢いてしまった方が病院に行って診てもらいたいということで、1時過ぎても診てくれる病院に連絡を取って場所をお教えしました。


ちいと出会う前のあの道路を横切った小さな白い猫とお母さん猫の横にいるあの子が重なって見えてしまいました。



偶然通ったこの道での出来事、ちいくんが私を呼んだのでしょうか。



先ほど女性から電話がありました。
お母さんは内臓破裂で子猫は頭がい骨骨折。
体をきれいにしてもらって親子一緒に箱に入りリボンも付けてもらったそうです。

そして動物が大好きだとういうこの方は霊園で荼毘に付されたそうです。

多分普通なら轢いた人はそのまま走り去るのでしょうが、この方は最後まで丁寧にこの親子猫に向き合ってくださいました。
せめてそれくらいしてあげたい・・・こんな形で出会ってしまったけれど生きていたら迎えられたのにとおっしゃっておられました。


一日に3匹の猫の「死」と出会ったことは初めてです。

これはきっと足踏み状態で動けなかったあの川向こうの母子猫を早くなんとかしなさいねという
猫神様からの催促だったのかもしれません。


これから先ほどの現場に子猫たちがいないかどうか、川向こうのエサやりさんに捕獲日の連絡と協力をお願いしてきます。



どうかここの母子は事故に遭わず無事に捕獲できますように。
みなさんも見守ってください。



追記  先日の母子猫保護ののOさんが捕獲や病院への搬送を手伝ってくださることになりました。
平日仕事で動けないので本当に助かります。


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「みんにゃの家」代表

捨てられたり、野良の子として生まれ危ない環境にいたり、事故に遭って弱っていたり・・・そんな子達を保護しています。

里親様とのご縁をつなげる活動や、ママ猫のTNR,活動資金調達のためのてづくり市の開催など行っています。

将来的には一人暮らしをされている方と猫が安心して暮らせる場所を作りたいと考えています。


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